未完の小説・孤道/内田康夫/あらすじと感想

孤道

 

内田康夫センセが病気のため休筆宣言をし、未完のまま刊行された作品。

ミステリーなので結末がないとモヤモヤ感は否めない。

完結編は公募中なんだけど、壮大な物語を完結にもっていくのはかなり難しそう〜と文才がない私などは思ってしまう内容。

とはいえ、是非是非どなたかに完結させてほしいものだ。

 

 

あらすじと感想

 

和歌山県・熊野古道の人気スポットにある牛馬童子の首が切られ何者かに持ち去られるという事件を発端に、田辺市の新聞記者・鳥羽と共に、鳥羽の大学の先輩である浅見光彦は事件解決に向け奔走する。

 

鳥羽が取材や情報をもらっている田辺市役所の職員・鈴木真代の夫、不動産業を営む鈴木義弘が殺害された。義弘は事件の2日前に熊野古道の話をしていたという。

 

浅見と鳥羽は鈴木家のある海南市・藤白神社へ出向き真代から話を聞く。

 

義弘の祖父・義麿が生まれた当時は和歌山県だけでなく、大阪北部から京都南部兵庫県東部一帯の農地や山林を保有する大地主だった。義弘の代になると「地上げ屋」が行き来していたという。

 

 

かつて熊野古道の出発点だった八軒家で殺された鈴木義弘、鈴木が経営する不動産会社の社員松江の失踪、藤白神社の宮司が義弘から預かった祖父義麿のノート、今城塚古墳で見つかった牛馬童子、鈴木家に入った空き巣。

 

 

バラバラに散らばったピースは何を意味するのか。阿武山古墳の謎に迫る義麿のノートから何を読み取るのか。

 

 

 

毎日新聞に連載中、筆者が脳梗塞で倒れ休筆宣言。あわやお蔵入り・・・?とならなかったのは、内田氏の小説に対する強い思いがあったからでしょう。「あとがきに代えて」と題するメッセージが最後に載せられてる。

 

 

その中で、「孤道」に対する考えを筆者は次のように述べている。

義麿ノートが登場し、その中で阿武山古墳から何かが持ち去られます。

一つの軸として、ノートを通してひとりの若者の成長過程を描きたいと言う思いがありました。

現代の事件とノートの絡みに道筋をつけるのが光彦であったわけです。(あとがきに代えてより引用)

 

 

義弘の祖父義麿が16歳の少年の頃のノートで、阿武山古墳から盗まれた『お宝』を示した内容が何者かの目を引いたのだろうか?

ノートに書かれた゛なにか ” が尾を引いてるのだろうか?

 

 

3月13日に逝去された内田康夫氏最後の作品なので、ぜひとも続きを読みたい。「孤道」完結プロジェクトで募集中なので期待して待ちたいと思う。

 

 

>>孤道

 

>>「孤道完結編・金色の眠り」のあらすじと感想はこちら

 

 


スポンサーリンク




スポンサーリンク



サイト内検索

新着記事

カテゴリー

スマートフォン

運営者

アーカイブ

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM