映画リチャード・ジュエル/ねじ曲がった事実(実話)

【映画パンフレット】リチャード・ジュエル 監督 クリント・イーストウッド 出演 サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、

 

全米のヒーローとなった3日間から、滑り落ちるように爆弾テロの容疑者とされた警備員、リチャード・ジュエル。

実話を基にした『自分にも起きるかもしれない恐怖』を描いた作品。

 

 

ストーリー

 

1996年7月、アトランタオリンピックの会場近くの公園で、警備員のリチャード・ジュエルは不審なリュックを発見する。

リチャードの通報と必死の誘導の結果、爆発で多くの犠牲者が出たものの、難を逃れた人も多かった。

 

リチャードはマスメディアから英雄として取り上げられたものの、数日後地元紙により、FBIが有力な容疑者として捜査していると報じられ、ヒーローから一転し、犯人と決めつけられ、自宅の家宅捜査や周辺の聞き込みなど、執拗に捜査が進んでいく。

 

ジュエルは、かつての職場で知り合った弁護士ワトソン・ブライアントに相談し、容疑を晴らすべく、二人三脚で困難に立ち向かっていくのだった。

 

 

 

リチャード・ジュエルの感想

 

実話に基づいた物語は、もしかしたら自分や知り合いにも起こるかもしれない怖さがある。

性格や容姿、社会的立場で判断され、否応なく歪められる事実。

 

女性記者のスクープ記事をきっかけに、メディアやFBIから執拗に追い詰められていくのだが、FBIのやり方がクズ過ぎる。

 

女性記者にリークしたのもFBIなら、ビデオ撮影と偽ってミランダ警告(弁護士を呼ぶ権利)なしでサインさせようとしたり、犯行予告の電話の「公園を30分後に爆破する」という言葉を、リチャードに何度も言わせ録音したり、勝手に盗聴したりとか、権力で抑えようとするクズ。

 

オリンピック開催中の不祥事ゆえ、早く犯人を挙げなければと、FBIは焦っていたようだが、それにしても酷すぎる。

 

日本でも1994年に起きた松本サリン事件の第一通報者、河野義行さんが犯人と決めつけられて、ジュエルと同じような被害を受けていた。当時、河野さんの疑いが晴れた後も、「本当にシロ?」とか私思ってたよ。メディア報道にまんまと乗せられていたわけだが、一般大衆ってそんなもの。ゆえに推測からの報道は恐ろしい。

 

今はSNSが発達してるので、より危険が多くなっている。日本でも、あおり運転事件の「ガラケー女」の間違いツイートとかもあったし、噂が拡散すると、個人で防ぎようが無いのが怖い。

 

ボビがメディアを前にしてスピーチする場面は迫力があった。「自分の息子は無実です。大統領、助けてください」と涙ぐみながら演説する姿は、まるで本当の母親のようなグッとくる場面だった。キャシー・ベイツの演技力に感服!!

 

キャシー(役名のほう、新聞記者)や他メディアも、もらい泣きするのだが、「キャシー、おまえさんのせいだろうが!謝れ〜〜っ!と呟いてしまったよー。

 

エンドロールで、リチャードが44歳で亡くなったこと、ワトソンとナディアが結婚し子供を2人もうけたこと、ボビが子供のベビーシッターをしていることが流れる。

 

ボビにとって、息子が自分より先に亡くなるのはとても辛いだろうけど、ワトソンという良き弁護士と関わり、幸せに過ごしているんだと安心した。リチャードの分まで長生きしてほしいものだ。

 

 

 

リチャード・ジュエル

原題:Richard Jewell

監督:クリント・イーストウッド

原作:マリー・ブレナー「American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell」

上映時間:131分

日本公開日:2020年1月17日

主な出演者:

リチャード・ジュエル: ポール・ウォルター・ハウザー
ワトソン・ブライアント(弁護士): サム・ロックウェル
バーバラ・"ボビ"・ジュエル(リチャードの母): キャシー・ベイツ
キャシー・スクラッグス(新聞記者): オリヴィア・ワイルド
トム・ショー(FBI捜査官): ジョン・ハム

ダン・ベネット(FBI捜査官): イアン・ゴメス
ナディア(ワトソンの助手): ニナ・アリアンダ

 


 

 

 

 


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