2012年初版発行から10年、母と娘の関係性の物語は普遍的なテーマなんだろう。
今秋映画化されるそうで、久しぶりに湊ワールドにはまってみた。
第162回直木賞候補作品。15年前の事件に執着する監督と、なぜ今更?と思いながら調べていく脚本家の千尋。
2人の女性の視点から、過去を探り、やがてひとつに繋がって行く。
裁判で明らかになる「事実」ではなく、「真実」を知りたいと渇望する長谷部香の過去とは?
湊かなえワールド全開、イヤミスの連続、というか、気持悪いくらい人間の悪の部分が描かれている。
「未来」というタイトルのイメージとは裏腹の、ドロドロした暗黒の世界。そこから中学生が這い上がって行けるのかよーー?!
不思議な題名がずっと気になっていた「豆の上で眠る」をやっと読了。
アンデルセンの「えんどうまめの上にねたおひめさま」が題名の由来になっていて、作中何度も登場する絵本。
家族に対する不信感って、なんとも悲しい・・
コーヒーが重要なアイテムになっている小説・「リバース」の感想。
「深瀬和久は人殺しだ」とショッキングな言葉で始まる、湊かなえさんのイヤミス小説。
最後の最後に・・ショッキングな結末が待っていて・・吐きそうになりましたわ〜